マイングループのバイオマスリサイクル
〈使い捨てない〉アメニティの時代がやってきた!
環境保護やSDGsといった言葉が声高に叫ばれるようになった現代。
「使い捨て」が前提のアメニティを扱う企業としての責任を考え、
2024年、マインは「バイオマスアメニティの循環型リサイクル事業」を開始します。
「アメニティのリサイクルなんて本当にできるの?」と疑問に思われた皆さまに向けて、
今回は、マイングループのアメニティリサイクルの取り組みをご紹介いたします。
「リサイクルの輪」で廃棄物ゼロに
一度お客様の手に渡ったアメニティのリサイクルは、マインだけでは到底実現できません。
このリサイクル事業は、製品をお買い上げいただいた施設さまのご理解とご協力があって
初めて実現可能となります。廃棄物ゼロを目指す取り組みの一連の流れは、以下の通りです。
①原料の生産
国産の竹を原料に使用し、バイオマス原料を生産します。自社研究室オリジナルの配合です。
↑原料ペレットは茶色っぽい色をしています (竹は天然物なので、個体差があります)。
②品質検査
JIS規格に則り、できあがったバイオマス原料の強度試験を行います。
合格基準を満たしたものだけが、製品の原料になります。
③製品の製造
品質検査に合格した原料を使って、バイオマス製品を製造します。
↑上から歯ブラシ・ヘアブラシ・コーム。宿泊施設でよく見かけるアメニティです。
④お客様へ販売
施設さまのニーズに合わせて、各種バイオマスアメニティを販売します。
⑤アメニティの使用
包装や材質で環境への配慮をPR。お客様にアメニティをお使いいただきます。
⑥使用済み製品の回収
施設さまにご協力いただき、リサイクル対象の製品を回収します。
↑指定対象資源物として買い取り、集められた使用後の歯ブラシ
⑦検品と分別
リサイクル対象品とそれ以外を仕分けます。
リサイクルに適さない、ハブラシのヘッド部分はここでカットしています。
↑カットされたヘッド部分。これも捨てずに、リサイクル以外の活用方法を検討中です
⑧粉砕・洗浄・乾燥
分別された回収品を粉砕・洗浄・乾燥。必要に応じて強度を補い、リサイクル原料の完成です。
⑨リサイクル製品の製造
リサイクルバイオマス原料を使って、アメニティを製造します。
↑できあがったヘアブラシとコーム。ナチュラルな優しい色合いが特長です。
リサイクルを重ねて、化石燃料の使用量を大きく削減
マインの循環型リサイクルは、1度きりで終わるものではありません。
何度もリサイクルを繰り返すことで、原料に占める化石燃料の割合が徐々に低くなり、
最終的には限りなくゼロへ近づけることが可能です。
全ての工程の「1拠点化」を実現
バイオマス原料を生産して製品をつくり、回収して、分別。
それを使ってリサイクル原料を生産し、再生品がつくられる。
この一連の流れを本社所在地である北九州の1拠点で完結させることで、
循環型リサイクル事業の全工程がスムーズに進められるようになりました。
↓統括本部から見たそれぞれの工場。風景にシンボルカラーのオレンジ&ブルーが映えます!
↑バイオマス原料をつくる第三工場
↑リサイクル設備と研究室がある第五工場(芦屋工場)
↑第三工場すぐ横の第六工場。バイオマス製品はここでつくられます
「循環型リサイクル」で取り組むSDGs
一度使ったアメニティを集めて、手をかけてもう一度アメニティとして生まれ変わらせる。
これには当然、使い捨てるだけの時よりも手間と時間がかかります。
それでも、1つずつ取り組んでいかなければ何も状況は変わりません。
マインの取り組みに賛同される方々が増え、
たくさんの施設さまと、SDGsの達成に向けて共に歩んでいけるよう願っております。
↑マイングループのリサイクルをより身近に感じていただけるよう、シンボルキャラクターが
誕生いたしました。名前は「たけぴー」です。よろしくお願いいたします!
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