廃棄物ゼロへの取り組み
ゼロ・ウェイスト=ゴミを出さないモノづくり
何かモノをつくる時にどうしても避けられないのが、
切れ端や商品にならない部分=捨てられてしまうゴミの問題。
特に製造業においては、その量が膨大になりがちです。
そこでマインでは、廃棄物を限りなくゼロに近づけるための積極的な取り組みを行っています。
今回は、ゼロ・ウェイストを目指す私たちが実施している取り組みの、
具体的な内容についてご紹介いたします。
環境のことを考えたリサイクル設備
マインでは、バイオマスアメニティをリサイクルする過程で、ある工夫をしています。
ココで着目していただきたいのが、返ってきた製品を粉砕・洗浄・脱水する機械。
製品を粉砕処理する時、粉砕片とは別に細かい粉が発生します。
この粉は粒の大きさが非常に小さく、仮にこれをそのまま下水に流してしまうと、
最終的には海へのマイクロプラスチック流出に繋がりかねません。
これを防ぐ為に、マインでは洗浄した後の水を濾過し、粉をキャッチして回収しています。
↓一見すると泥のようですが、細かい粉が水で固まって見えています
この時回収した粉はゴミとして処分せず、別工程で乾燥させてから
リサイクルバイオマス原料の一部とすることで、ゴミを出さないリサイクルを目指しています。
さらに、濾過したあとの水は機械内部で循環させ、
再利用を繰り返すことで限りある水資源の節約にも努めています。
↓お水は機械の中でぐるぐる循環しています
かつての「ゴミ」も資源になる?!
他にもマインでは、
◎カットされた歯ブラシのヘッド部分
◎品質基準を満たさなくなった再生バイオマスプラスチック原料
◎商品の梱包に使用したあとのダンボール
◎コットンを使用した製品をつくった後に残る綿端材
◎包材カット時に出る切れ端
などを廃棄せずに回収し、
「最終的に固形燃料とすることで無駄のないリサイクルを実現する」ことを目標としています。
いま現在も、この目標を達成するために日々研究を続けています。
↑包装材のはしっこもムダにはしません
アメニティを取り巻く環境を変えるために
「使い捨て」「一度きりの使用」が前提、イメージとしてあるホテルアメニティ。
世の中のこういった潜在意識を変えるには、長い時間がかかるかもしれません。
それでも、初めから「どうせ無理だ」と諦めていてはこの先もずっと、何も変わらないでしょう。
マインは「循環型リサイクル事業」を通して持続可能な社会を目指し、
“ゴミを出さない“アメニティづくりを推進してまいります。
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「さいごのさいごまで使い切る」が合言葉!