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リサイクル原料とアメニティができるまで

使用済みアメニティの行く先は…

お客様が滞在中に使ったアメニティ。

今までは「ゴミ」として捨ててしまうのが当たり前でしたが、

マインの循環型リサイクル事業においては立派な「資源」。

では、使い終わったアメニティはどのようにして

もう一度アメニティへ生まれ変わるのでしょうか?

今回は、アメニティリサイクルの様子を掘り下げてご紹介いたします。

①計量


返ってきた製品は有価物として買い取っているため、まず重量を測ります。

②歯ブラシのヘッド部分をカットする


歯ブラシのヘッド部分はリサイクルに向かないため、予めカットしておきます。

切り落とされたヘッド部分も捨てることはせず、リサイクル以外の活用方法を検討中です。

↓カットされた歯ブラシのヘッド部分



③粉砕


ヘッド部分を落とされた歯ブラシのハンドルやヘアブラシ等は、

ベルトコンベアで粉砕機まで運ばれ、粉砕片になります。

↓粉砕されたアメニティの姿。小さなカケラになっています



④洗浄・脱水


粉砕片は洗浄したあと脱水機にかけます。

ここで洗浄に使う水は、濾過して繰り返し循環させることで

流しっぱなしにするのを避け、限りある水資源の節約に努めています

⑤乾燥


脱水機を通過した粉砕片を乾燥させます。

これを再度押出機に投入し、ペレットに加工したら、リサイクルバイオマス原料の完成です。



⑥リサイクル製品をつくる


リサイクルバイオマス原料とバージンバイオマス原料を使って、

ヘアブラシやコームといったリサイクルアメニティを製造します。

環境配慮型アメニティであるバイオマスアメニティをリサイクルすることで、

さらに環境に配慮された製品ができあがります

↓環境対応アメニティシリーズ「Earth Action」

また、マインのバイオマスアメニティには国内の竹を使用しており、

このアメニティを使用することで、

日本国内で年々深刻化している「放置竹林」問題の解決にも繋がります。

↓崩落した斜面。根の浅い竹は、こうなる危険性を高めてしまいます



循環型リサイクルに取り組むということ


マインが目指す「循環型リサイクル」を実現するためには、施設さまのご協力が不可欠です。

回収・梱包・返却という従来以上のご負担をかけてしまいますが、

昨今の社会情勢においては、環境対策が施設さま自身の社会的価値を高める傾向にあります。

環境問題へ真摯に取り組む姿勢は、宿泊されるお客様のみならず、

そこで働く従業員や「働きたい」と考えている未来の人材にも

きっと、ポジティブな影響を与えてくれると、私たちは信じています。

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マイン企画/ I
マイン企画/ I
2023年入社。これまでに、営業→企画→研究と多職種を経験。動物(とくにペンギン)をこよなく愛する生き物ヲタクで、マイブームは魚釣り。

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