バイオマス原料の竹について
こだわりが詰まった国産竹のアメニティ
宿泊施設で見かけるアメニティの多くはプラスチック製。
そんな中、マイングループでは業界で唯一「国産の竹」を原料に
35%使用した「国産竹バイオマスアメニティ」を製造・販売しています。
私たちが普段の生活でもよく見かける素材である「竹」。
実はこの素材を選んだことに、マインの環境への思いが込められているのです。
今回は、国産竹にかけるマインの思いとこだわりをご紹介していきます。
マインの竹バイオマス原料の特長
◎「国産の竹」を独自技術で製品化し、従来品比強度もアップ
◎他とは一線を画す「竹」のサステナビリティ
◎社会に貢献しながら企業価値を高める「国産竹バイオマスアメニティ」
なぜ「竹」なのか?
元々は海外産の原料を使って竹バイオマス製品を作っていた私たち。
そんなある日、放置竹林のお話を耳にしました。
日本国内における竹林面積の拡大傾向は全国共通ですが、とりわけ九州・四国では顕著だそう。
地中に根を浅く張る性質がある竹は、地盤を保持する力が弱く、土砂崩れが起きたときに
竹林ごと斜面を滑り落ちる危険性があるのです。
奇しくも、マイン統括本部の所在地は福岡県の北九州地方。
北九州には全国的にも有名な筍の産地、合馬(おうま)があります。
「地元の素材を使うことで、地域環境を守るお手伝いが出来るのではないか?」
「すぐそばに沢山あるのに、わざわざ遠くから輸送して大きなエネルギーを使うのは、
環境対策の観点から見てもおかしい。」
そう考えるようになってから、国産の竹に切り替えるべく、地道な研究開発を続けました。
そうしてやっとの思いで製品化にこぎつけ、同時に従来品より製品強度もアップ!
管理者がおらず、手入れが行き届かないことで問題を引き起こしてしまう「国産の竹」を
継続的に伐採して消費することは、大きな意義のある、理にかなった取り組みなのです。
↑合馬での作業風景。竹チッパーでどんどんチップを作っていきます!
↑できあがった竹チップ。竹自体のイメージは緑色ですが、チップはうす茶色です。
サステナブルな素材である「竹」
また、竹は成長速度がとても速く、最もよく伸びる時期には
1日で120cm伸びたという記録も残っているほど。伐採できるようになるまでに
最低でも40年近くかかる木材と比べても、非常に持続可能性の高い素材と言えます。
エコなアメニティを取り入れるメリット
国産竹を使ったバイオマスアメニティは、製造・販売する私たちだけでなく、
これを導入するホテルや旅館などの施設さまにも大きなメリットをもたらしてくれます。
昨今、世間の環境問題に対する意識と関心はますます強まるばかり。
施設さまから宿泊するお客様へ、自信を持ってこの取り組みを伝えていただくことは、
施設さまの社会的価値を高めることに繋がります。
この「社会的な価値の向上」は、宿泊するお客様のみならず、
そこで働く人材・これからそこで働きたいと考える未来の人材にも、
確実にポジティブな影響を与えることでしょう。
「国産竹バイオマスアメニティ」で地域・社会貢献を
地域や社会へ貢献しながらプラスチックの使用量を削減でき、施設としての価値も高められる。
国産竹バイオマスアメニティは、そんな唯一無二の製品です。
更にマインは、
この「国産竹バイオマスアメニティ」のリサイクル事業を2024年に開始。
私たちと共に、環境保護の取り組みを “もう一歩先” へ進めていただける施設さまが
増えていくことを、心から願っています。
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